|
任意のレポートを登録できるダッシュボード機能
|
サンフランシスコで開催されている「Emetrics Summit」で米Googleは8日、「Google Analytics」の新バージョンを発表した。数週間のうちにすべてのGoogle Analyticsアカウントで利用できるようになる予定だ。
今回のバージョンアップでは、扱われるデータの質に変更はない。しかしGoogle Analyticsはデータを分析し、意思決定に役立たせるためのサービスであるため、データをわかりやすく表示するための新ユーザーインターフェイスの登場には大きな意義があると考えられる。
新インターフェイスでは、必要なデータをカスタマイズして表示し、そのデータを必要な人々と簡単に共有することに重きが置かれている。これまでは詳細なデータを表示するために多くのリンクをクリックしなければならなかったが、サマリーに表示されたデータをクリックするだけで詳細なレポートを見られるようになった。
特にふだん必要とするデータをカスタムダッシュボードに設定しておけば、一度に必要な情報を一覧できるようになる。また、地図をクリックして特定の地域の情報を見たり、時系列のトレンドを比較しすることも可能になった。
さらに、レポートをスケジュールに合わせてメールで配信する機能や、レポートをPDFフォーマットにエクスポートする機能も追加された。これにより関係者の間での情報共有が容易になる。
この新ユーザーインターフェイスを使用するために特別のソフトは不要で、ブラウザとFlashプラグイン環境で十分だ。
ユーザーインターフェイスの旧バージョンから新バージョンへの移行期間は約2カ月の予定で、この期間は両方のバージョンを利用することができる。その後は新バージョンのみが利用できるようになる。
Google Analyticsの現行ユーザーは、数週間のうちに新バージョンのユーザーインターフェイスを利用できるようになる。その際にはユーザー宛にメールで通知されると同時に、ログイン画面で通知されることになる。また、Google Analyticsのアカウントを今から取得する利用者は、最初から新バージョンが利用できるようになる。
関連情報
■URL
Google Analytics
http://www.google.com/analytics/ja-JP/
ニュースリリース(英文)
http://www.google.com/intl/en/press/pressrel/analytics_20070508.html
Google Analytics公式ブログの該当記事(英文)
http://analytics.blogspot.com/2007/05/new-version-of-google-analytics.html
■関連記事
・ グーグル、Web解析サービス「Google Analytics」を無償提供(2005/11/14)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/05/09 12:54
- ページの先頭へ-
|