米SNS最大手のMySpaceは11日、削除済み動画の再投稿を防ぐ新しい仕組み「Take Down Stay Down」を導入したと発表した。
Take Down Stay Downでは、動画コンテンツを削除するよう著作権者から依頼があった場合、そのコンテンツを削除すると同時に、デジタルフィンガープリントを作成しておく。これにはAudible Magic社の技術が使用される。削除されたコンテンツを誰かが再びアップロードしようとした場合、システムはその同じデジタルフィンガープリントを発見し、アップロードできないようにする。この仕組みによって、一度削除された動画は、再びMySpaceコミュニティ内に現われなくなるとしている。
MySpaceはSNSだが、動画や音声コンテンツをアップロードできる仕組みを持っており、著作権侵害の疑いのある多くのコンテンツが存在し、問題となっている。そのためMySpaceでは既に違法な音楽アップロードを防ぐためのオーディオフィルタリング、違法な動画アップロードを防ぐための動画フィルタリング、著作権者が権利を持つコンテンツを容易に削除するための削除ツールなどのシステムやサービスを提供してきた経緯がある。
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■URL
MySpace
http://www.myspace.com/
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/05/14 12:37
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