日本音楽著作権協会(JASRAC)は17日、米Appleが日本の「iTunes Store」で販売した楽曲の著作権使用料を支払っていないと報じた朝日新聞の記事について、「正確さを欠く内容で誤報である」と否定した。
17日付の朝日新聞では、「iPod VS. JASRAC」などとして、国内でiTunes Storeが開始した2005年8月から2007年3月末までの1年8カ月にわたり、AppleがJASRACに対して著作権使用料を支払っていないと報じていた。この記事についてJASRACは、「iTunes Storeでの利用曲目の正確なデータを得るための解析作業に時間がかかっているが、Appleからは暫定的な著作権使用料がすでに支払われている」とコメントした。
iTunes Storeで販売する楽曲についてJASRACは、Appleから1曲あたり7.7%を著作権使用料として徴収することになっている。しかし、両者間での事務手続きが遅れていることから、JASRACが2005年8月から2006年8月までの著作権使用料を2億5,000万円と暫定的に算出、これをAppleが了承して支払ったかたちだ。
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■URL
JASRACのニュースリリース
http://www.jasrac.or.jp/release/07/05_2.html
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・ 2006年度の音楽著作権使用料は1,110億円、CD低迷で減少~JASRAC(2007/05/16)
( 増田 覚 )
2007/05/17 13:54
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