ビデオリサーチインタラクティブ(VRI)は11日、2006年度(2006年4月~2007年3月)におけるインターネット広告の出稿動向をまとめた。バナー広告の推定インプレッション(広告の表示回数)総数は、約369億インプレッションに上った。業種別では「IT業種」が約126億インプレッション(34.3%)、「製造業」が約74億インプレッション(20.2%)に上り、両業種で過半数を占めた。
2006年度上半期のインプレッション数と比較すると、同下半期は「輸送機器・自動車」が44.9%増、「コンピュータ・OA機器」が37.6%増と好調に推移したが、「水産・食品・飲料」「金融・保険業」は20%以上減少した。金融・保険業では、「保険」が70%増加したが、「銀行」が50.5%減、「消費者金融」が57.2%減と低調だった。
2006年度におけるサービス種類別のインプレッション数としては、「人材派遣・人材斡旋会社」が約28億インプレッションで最も多く、次いで「オークション」が約20億インプレッション。以下は、「航空」「普通自動車」「コンピュータ機器」が約14億インプレッションで続いた。
このほか、2006年度に出稿されたバナー広告のうち、推定インプレッション数が最も多かった広告主は「ヤフー」で約48億インプレッション。2位以下は、「リクルート」の約15億インプレッション、「日本航空」と「ニフティ」の約9億インプレッションと続いた。
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■URL
ニュースリリース
http://www.videoi.co.jp/release/20070611.html
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( 増田 覚 )
2007/06/11 15:55
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