アドビシステムズは20日、電子書籍閲覧ソフト「Adobe Digital Editions 1.0」を発表した。対応OSはWindows Vista/XP/2000、Mac OS X 10.3.9以上。現在は英語版のみで、同社サイトから無償ダウンロードできる。
Digital Editions 1.0は、Flash技術を用いた電子書籍閲覧・管理ソフト。Adobe PDFおよびXMLベースの電子書籍を閲覧できるほか、音声や動画などのリッチコンテンツも表示できる。自動的にテキストの流し込みや、再レイアウトを行なうことで、異なるスクリーンサイズにも対応。XHTMLベースの電子書籍も閲覧可能だ。
また、データサイズは3MBほどで、軽快な動作も特徴という。ブックマーク、ハイライト、テキストノートによるコンテンツへの注釈機能や、複数の本棚を管理できるライブラリビュー機能を備える。このほか、ID認証による著作権管理技術「Adobe Digital Editions Protection Technology(ADEPT)」と連携。「Adobe Content Server」のDRMシステムにも対応する。
なお、現在はWindows用とMac OS用の英語版のみを提供しているが、日本語、フランス語、ドイツ語、韓国語、中国語版、およびLinux版に関しては、2007年下半期のリリースを予定する。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.adobe.com/jp/aboutadobe/pressroom/pressreleases/200706/20070620digitaleditions.html
Adobe Digital Editions 1.0(英文)
http://www.adobe.com/go/getdigitaleditions
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( 野津 誠 )
2007/06/20 19:40
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