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歴史ゾーンの「越後屋呉服店」外観イメージ
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三越は20日、3Dバーチャルワールド「Second Life」に出店すると発表した。日本の百貨店では初めてだという。
Japan Islandsの中心部に「三越セカンドライフ店」を出店する。店舗面積は約1万平方メートル。7月19日午前10時にオープンし、24時間営業する。当初は同店舗内での物販は行なわないが、今後検討するという。まずはオープン後1年間で、リンクにより三越のショッピングサイトに誘導することで売上4,000万円を目指す。同じく1年間での来客目標は12万人。
店舗は、「歴史ゾーン」と「未来ゾーン」の2館で構成。歴史ゾーンは、江戸時代の「越後屋呉服店」における座売りのイメージを再現した建物だという。番頭ロボットが出迎えたり、陣笠や扇子、はっぴなど、越後屋印入りのグッズを無料配布する。
未来ゾーンは、歴史ゾーンの上層に浮かぶ「未来の三越をイメージした外観の建物」。三越のオンラインショッピングや、日本橋三越本店が提供するカルチャーサロンやトラべルサロン、三越劇場など、“リアル”のサービスの紹介や誘導を行なう。
7月19日には歴史ゾーンが先行オープンし、追って未来ゾーンの各サービスを順次開始する予定だ。
三越では、「社会的貢献と企業の繁栄」「まごころと創意工夫」「伝統を越える革新性」という3つの企業理念を掲げている。同社にとってSecond Lifeへの出店は、「まさに『伝統を越える』新しいビジネスモデルの構築にチャレンジする意思の具体化でもある」としている。
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「越後屋呉服店」内観イメージ
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無料配布するオブジェクト。越後屋印入りの扇子とはっぴ
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歴史ゾーンの上層に浮かぶ「未来ゾーン」のイメージ
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関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.mitsukoshi.co.jp/pc/corp/pdf/070620.pdf
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( 永沢 茂 )
2007/06/21 17:30
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