ネットレイティングスの調査によると、動画共有系サイトの利用者1人平均の月間利用時間において、ニワンゴが運営する「ニコニコ動画」の利用時間が群を抜いて長いことがわかった。「YouTube」が1時間2分8秒だったのに対して、ニコニコ動画はその2倍以上の2時間10分28秒だった。
このデータは、ネットレイティングスが提供するインターネット視聴率サービスにおいて、国内の家庭からのアクセスをもとにとりまとめたもの。ネットレイティングスが発行するメールマガジン「Nielsen//NetRatingsレポーター」の7月1日号において、「動画系サイトの最新利用状況」という記事で報告している。
これによると、5月における動画共有系サイトの利用者数は、YouTubeが1,164万8,000人でトップ。以下、「daily motion」が163万6,000人、ニコニコ動画が135万4,000人、「アメーバビジョン」が78万1,000人、「FlipClip」が77万人の順だった。
YouTubeのリーチはじつに25%に達し、インターネットユーザーの4人に1人は利用していることになるという。ネットレイティングスではまた、2位のdaily motionについて、ここ数カ月で大きく伸びているとし、かつてのYouTubeほどではないが「YouTubeが登場した時の勢いに似ている」と指摘している。
このように利用者数ではYouTubeの独壇場だが、利用者1人平均の月間利用時間ではニコニコ動画が2時間10分28秒でトップ。YouTubeは1時間2分8秒で2位だった。以下、daily motionが33分29秒、アメーバビジョンが11分4秒、FlipClipが8分45秒の順になる。ニコニコ動画は純粋な動画共有サイトとは言えないが、利用時間の長さが顕著だと指摘している。
関連情報
■URL
Nielsen//NetRatingsレポーター
http://www.netratings.co.jp/hot_off/reporter2.html
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( 永沢 茂 )
2007/07/04 11:20
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