Skypeは4日、Internet Explorer(IE)をクラッシュさせる深刻なバグを修復した「Skype for Windows」の最新バージョンを公開した。なお、同日には「Skype for Windows 3.5」ベータ版もアップデートされた。
今回修復されたバグは、6月15日にSkypeが公表していた問題だ。SkypeのIE用プラグインにバグがあるために、IEがクラッシュしてしまうという内容だった。
この問題の解消方法としては、IEプラグインを一時的にアンインストールする方法などがSkype公式ブログで紹介されていた。また、このバグは当初説明されていたようにWindows VistaとSkypeの当時最新だったバージョンだけで発生するわけではなく、Skypeのそれ以前のいくつかのバージョンと、Windows Vista/XP双方に影響を与える問題であることが次第に明らかになり、状況が複雑化していた。
こうした背景の中で7月4日に公開された最新バージョン「3.2.0.175」は、この問題を最終的な方法で修正したとされる。インストールに関連する問題も修復されているため、3.2.0.175をただ単に上書きインストールするだけでよいとしている。これまで推奨されていたように、以前のバージョンをアンインストールする必要はない。
こうした問題が解決されているため、3.2.0.175より前のバージョンを利用しているSkype for Windowsユーザーは、早急に最新バージョンにアップグレードすることが推奨されている。
一方、Skype for Windows 3.5ベータ版は、バージョン「3.5.0.158」が公開された。テレビ電話時に通話相手のスナップショットを撮影したり、ムードメッセージとチャットメッセージ内で動画を共有する機能などが追加されている。
関連情報
■URL
バグについてのSkype公式ブログの記事(英文)
http://share.skype.com/sites/devzone/2007/06/the_skype_addin_for_internet_e.html
「Skype for Windows 3.2.0.175」の変更ログ
http://share.skype.com/sites/ja/2007/07/05/skype_for_windows_3.5.0.158.html
「Skype for Windows 3.5.0.158」についてのSkype公式ブログの記事(英文)
http://share.skype.com/sites/en/2007/07/new_skype_35_beta_is_here.html
「Skype for Windows 3.5.0.158」の変更ログ
http://share.skype.com/sites/ja/2007/07/05/skype_for_windows_3.5.0.158.html
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・ 「Skype for Windows 3.5」ベータ版公開、通話転送機能を搭載(2007/06/14)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/07/05 12:26
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