りそな銀行は9日、全国27支店で合計97万6,000件分の顧客情報を記載した書類を紛失したことを明らかにした。
紛失したのは支払・入金伝票や支払済の小切手などの伝票が2,395件、ATM利用時に出力される利用明細が記録された「ATMジャーナル」が96万1,000件、税公金納付書控えが1万2,000件で、合計97万6,000件に上る。これらには顧客の氏名や口座番号、取引金額などが含まれていた。なお、ATMジャーナルには、預金口座から引き出す際に必要な暗証番号の情報は記載されていないとしている。
りそな銀行によれば、これらの書類は各支店で保管していたもので、同行が集中保管する過程において、書類の一部が紛失していることが判明したという。内部調査の結果、これらの書類は、廃棄文書整理時などに保管期限が過ぎた書類に混入するなどして、誤って廃棄した可能性が高いとしている。現在までに、紛失した書類に関連すると見られる、外部からの不正要求は発生していないという。
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■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.resona-gr.co.jp/holdings/news/newsrelease/pdf/190709_1a.pdf
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( 増田 覚 )
2007/07/10 12:55
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