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ヨーロッパから配信されるスパムが急増、ソフォス調査


 ソフォスは18日、2007年第2四半期(4月〜6月)のスパム最多送信国ワースト12を公表した。ヨーロッパからのスパム配信が増加しており、ワースト12のうち、6カ国がヨーロッパからチャートイン。その合計はトップの米国を超えている。

 調査は、世界に展開しているSophosLabsのリサーチャーが受信したスパムを分析したもの。それによると、1位は前四半期(1月〜3月)に続き米国で19.6%、以下は2位が中国(8.4%)、3位が韓国(6.5%)、4位がポーランド(4.8%)、5位がドイツ(4.2%)など。

 ソフォスでは、「米国は依然としてチャートのトップで大きな比率を占めているが、他国からの配信比率が以前に比べて平均化してきている。スパム、スパム送信者、スパム配信に利用されるコンピュータ、被害者は全世界により広く分散する傾向が高まっている」としている。

 また、「米国およびヨーロッパで格安のISPを利用するユーザーが増えるに従って、両地区からのスパム配信が増加する」と分析。その理由として、「格安のISPの中には、契約者に十分なセキュリティ対策を提供していないプロバイダがある」と説明し、ISPは契約者を安全に保護するよう呼びかけている。

 ワースト12にチャートインしない「その他」の国からの配信も増加し、前四半期には30.6%であったのに対し、35.0%となっている。これは、個別のランキングでは大きな変化がなくても、全体的にスパム配信国が増加していることを意味する。なお、日本は1.3%で、全体に占める比率は前回と変わらず、順位は20位に後退した。ただしソフォスは、「世界全体のスパム総数が増えていることを考えると、日本のコンピュータから配信されているスパムの総数も増加していることになる」としている。

 大陸別スパム送信のランキングは、1位がアジア地区(35.2%)、2位がヨーロッパ地区(28.5%)、3位が北米地区(24.2%)など。国別のチャートでは米国とヨーロッパが目立ったが、地区別では、アジアがトップとなった。前四半期トップのヨーロッパは比率を6.6%下げて2位となったが、その他の地区ではスパム配信が大幅な増加を見せ、それぞれ比率を上げている。ソフォスのリサーチャーは、「今後南米地区、アフリカ地区でもスパム配信が増加し、地区別の比率が平均化されていく」と予測している。


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URL
  ソフォス
  http://www.sophos.co.jp/

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( 野津 誠 )
2007/07/19 12:55

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