フリービットは25日、ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)の株式を公開買い付けにより取得すると発表した。DTIおよびDTIの親会社である東京電力は公開買い付けに賛同する旨を表明しており、フリービットではDTIの全株式を取得し完全子会社化を目指す。
DTIは、1995年に三菱電機グループのISPとして設立。フリービットの石田宏樹社長はDTIの設立に携わり、2000年にDTIを退職してフリービットを設立している。その後、DTIは2003年1月に東京電力グループの東京通信ネットワーク(TTNet)の子会社となり、2006年1月には東京電力の子会社となった。
フリービットでは、1株あたり117,000円でDTI株式の公開買い付けを実施する。買い付け期間は7月27日から8月23日。DTI株式の96.19%を保有している東京電力は、この公開買い付けに賛同する旨を発表しており、DTIも公開買い付けへの賛同を取締役会で決議した。
フリービットではこれまでISP向けの構築・運用サービスを手掛けてきたが、6月に発表した中期経営戦略の中で今後はフリービット自身が直接ISPサービスを提供する「ハイブリッド戦略」を発表。6月にはライブドアのISP部門の買収を発表しており、今回のDTI買収もこの戦略の一環にあたるとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(フリービット)
http://www.dti.co.jp/release/070725.html
ニュースリリース(東京電力)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/07072501-j.html
ニュースリリース(DTI、PDF)
http://www.dti.co.jp/release/070725_A.pdf
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( 三柳英樹 )
2007/07/25 19:13
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