情報処理推進機構(IPA)は7月31日、2007年度第2期「未踏ソフトウェア創造事業」の採択プロジェクトを決定した。悪徳商法に関する情報を紹介する「悪徳商法?マニアックス」(悪マニ)の管理人である吉本敏洋氏が提案した「グーグル八分発見システム」など30件が採択された。
悪マニによれば、「グーグル八分」とは、Googleの検索結果に特定のページが表示されないことを指す。本来であれば、検索キーワードと関連が高いとされるページが、Googleの検閲によって、利用者には見つけられないこととなるという。グーグル八分発見システムは、読んで字のごとく、グーグル八分されているサイトを発見するシステムで、実態は、「検索結果偽装の監視システム」としている。
未踏ソフトウェア創造事業は、個人または数名のグループを対象として、次世代のIT市場を担う独創性と優れた能力を持つ研究者(スーパークリエータ)の発掘が目的。2000年度から実施している。今期は、提案テーマ数124件の中から、最終的に30件の採択プロジェクトが決定した。各プロジェクトの概要や予算額については、後日IPAのWebサイトで公開する。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ipa.go.jp/about/press/20070731.html
悪徳商法?マニアックス
http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/
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・ IPA、未踏ソフト事業で「スーパークリエータ」15名認定(2007/05/15)
( 増田 覚 )
2007/08/01 13:27
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