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ネット流通のコンテンツが市場を拡大、デジタルコンテンツ白書2007


DCAJ企画・推進本部企画調査部の福島寿恵氏
 デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は8日、8月9日に発刊する「デジタルコンテンツ白書2007」に関する説明会を開催した。デジタルコンテンツ白書2007は、2006年のデジタルコンテンツおよびコンテンツ産業の市場規模についてまとめた書籍で、価格は6,000円。

 白書によれば、2006年のデジタルコンテンツの推計市場規模は2兆7,699億円で、前年度から8.3%の増加。デジタル形式で記録されたコンテンツを対象として、2006年の売上金額を合計したものを市場規模として推計している。

 コンテンツの種類別の内訳は、映像が7,112億円(前年比2.4%増)、音楽が7,828億円(0.5%減)、ゲームが6,134億円(23.9%増)、図書、画像・テキストが6,626億円(13.8%増)。ゲームコンテンツはニンテンドーDSの好調や次世代ゲーム機の発売などで市場規模を拡大する一方、音楽コンテンツはパッケージソフトの売上減が響き前年比で減少となった。

 流通メディア別の分類では、パッケージ流通が1兆8,690億円(前年比3.7%増)、インターネット流通が4,617億円(28.8%増)、携帯電話流通が4,392億円(10.7%増)となり、インターネットや携帯電話によるコンテンツ流通の拡大が目立つ。2002年にはパッケージ流通が市場規模全体の81.3%を占めていたが、2006年には67.5%まで割合が縮小しており、今後もこの傾向が続くと予測している。

 DCAJでは、今後もデジタルコンテンツ市場規模は成長し、2007年の予測市場規模は前年比10.7%増の3兆663億円に達するとしている。

 デジタルコンテンツ以外のコンテンツ売上や広告などの売上も含めた、コンテンツ産業全体の2006年推定市場規模は13兆9,890億円で、前年比1.1%の増加。内訳は、映像が4兆8,074億円(前年比1.3%減)、音楽・音声が1兆8,996億円(0.5%減)、ゲームが1兆2,959億円(10.0%増)、図書・新聞、画像・テキストが5兆9,861億円(1.9%増)。

 流通メディア別の分類では、パッケージ流通が6兆9,415億円、インターネット流通が7,857億円、携帯電話流通が4,782億円、映画館やカラオケボックスなどの拠点サービス流通が1兆7,678億円、放送が4兆158億円となった。コンテンツ市場全体でも、パッケージ流通が全体の49.7%を占めているが割合としては減少傾向にあり、インターネット流通や携帯電話流通が拡大傾向にある。

 DCAJ企画・推進本部企画調査部の福島寿恵氏は、「コンテンツ産業全体で見ても、インターネットや携帯電話などの新たなメディアで流通しているデジタルコンテンツの伸びが著しい」と説明。また、コンテンツ市場全体の伸びが1.1%にとどまったことについては、「コンテンツは無料で提供して、広告収入などで収益を確保するビジネスモデルが活発化しているが、こうした部分が数値として反映されていない面もある」とした。


デジタルコンテンツ市場の分野別経年変化 デジタルコンテンツ市場の流通メディア別割合の経年変化

関連情報

URL
  デジタルコンテンツ協会
  http://www.dcaj.org/
  デジタルコンテンツ白書2007
  http://www.dcaj.org/dcwp/index.html

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パッケージ流通は縮小、ネット流通が拡大〜デジタルコンテンツ白書2006(2006/08/10)


( 三柳英樹 )
2007/08/08 15:49

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