ネットレイティングスは28日、主要ポータルサイトの利用チャネル(コンテンツグループ)を総利用時間で集計した調査結果を公表した。それによると、Yahoo! JAPANはオークション、MSN/Windows Liveはメール、Googleは検索の利用時間が最も多く、各ポータルごとに利用時間構成比が大きく異なることがわかったという。
Yahoo! JAPANは、7月の総利用時間86.3億分のうちオークションが26%を占め、トップページの15%を上回った。3位以下はメール(7%)、ニュース(7%)、検索(6%)などが続いた。メールは各ポータルで上位にランクインしているが、特にMSN/Windows Live(総利用時間4.8億分)では全体の34%を占め、2位のトップページ(21%)や3位の検索(17%)を抑えた。
また、Google(同4.6億分)では検索が74%と圧倒的に多く、メール(6%)やイメージ検索(5%)、ニュース(3%)、地図サービス(2%)などを大きく引き離した。そのほか、goo(同4.2億分)はブログが23%でトップ、以下はメール(8%)やトップページ(8%)、「教えて!goo」(7%)などが続いた。
ネットレイティング代表取締役社長兼チーフアナリストの萩原雅之氏は、「今回のデータを見ると、各ポータルサイト利用者が、実際どのコンテンツに時間を費やしているのかが一目瞭然。その利用特性は各ポータルサイトの個性を浮き彫りとし、改めて媒体価値を明示している。一方、共通して利用時間の上位に入っているメール、検索、ニュースは、ポータルサイトの媒体価値の形成に欠かすことのできないチャネルになっている」とコメントしている。
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総利用時間からみたYahoo! JAPANのチャネルシェア
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.netratings.co.jp/New_news/News08282007.htm
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( 増田 覚 )
2007/08/28 12:39
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