米Microsoftは4日、Windows XP用のInternet Explorer 7(IE7)にいくつかの変更を加えたと発表した。それには、Windows Genuine Advantage(WGA、正規Windows推奨プログラム)による認証手続きが不要になることが含まれている。このことは4日付のIE公式ブログで発表された。
それによると、4日に実施された「Installation and Availability Update」により、IE7をWindows XPにインストールする際にこれまで必要だったWindows正規ユーザー認証プログラムによる認証手続が不要になった。これは事実上、海賊版のWindows XPでもIE7が入手できるようになったことを意味している。
公式ブログではこのことを示唆するかのように、IE7がフィッシングフィルターの導入など、ネット詐欺を防ぐための種々の機能を導入して効果を上げている点を指摘。「MicrosoftがWindows生態系全体を保護するというコミットメントを真剣に考えているためだ」と今回の措置について説明している。
それ以外にも、新しくダウンロード提供するWindows XP用のIE7にはいくつかの小さな変更が加えられた。それにはメニューバーがデフォルトで表示されるようにしたことや、インストール後、最初の起動時に表示される概要説明をアップデートしたこと、企業IT管理者の負担を減らすために新しいMSIインストーラを装備したことなどが含まれている。
関連情報
■URL
IE公式ブログの該当記事(英文)
http://blogs.msdn.com/ie/archive/2007/10/04/internet-explorer-7-update.aspx
■関連記事
・ Windows XPの海賊版判定プログラム、自動更新時にも適用(2007/02/20)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/10/05 14:02
- ページの先頭へ-
|