ICANNは9日、国際化トップレベルドメインの技術的検証を行なうため、日本語を含む11カ国語による「.test」ドメインを実際に運用する評価試験を10月15日に開始すると発表した。
国際化ドメイン名(IDN)については、既に「日本語.jp」といった形で運用が行なわれている。ICANNではさらに「.jp」のようなトップレベルドメインについても、「.日本」といった形で国際化できるかどうかについて、現在検討を行なっている。
10月15日に開始する評価試験では、11カ国語で「example.test」に相当するドメイン名をDNSに登録し、各国語のWikiを設置。IDN対応のWebブラウザなどでアクセスできるかどうかを検証する。日本語では「例え.テスト」というドメイン名となり、「http://例え.テスト/」といったURLが利用可能かどうかを検証する。
評価試験が行なわれるのは、アラビア語、ペルシャ語、中国語(簡体字、繁体字)、ロシア語、ヒンディー語、ギリシャ語、韓国語、イディッシュ語、日本語、タミル語の各言語。
ICANNの会長兼CEOを務めるPaul Twomey氏は、「今回の評価試験はIDNの完全な実装に向けた最も重要なステップであり、インターネットが作られてから最も大きな変化の1つとなるだろう」とコメントしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.icann.org/announcements/announcement-2-09oct07.htm
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・ ICANN、国際化トップレベルドメイン名の技術検証を開始へ(2006/03/17)
( 三柳英樹 )
2007/10/10 18:41
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