千葉県は16日、県職員約15,000人分の個人情報が、ファイル交換ソフト「Share」のネットワーク上に流出したことを明らかにした。業務委託先である富士通エフサス社員の私物PCがウイルスに感染したことが原因。
流出したのは、県職員約15,000人の部署名、氏名、ID、メールアドレスなどで、2006年1月に作成されたもの。現時点では、情報の不正利用などの事実は確認されていないが、千葉県では「情報の入手者が職員になりすまして不審なメールを配信する可能性がある」として、注意を喚起している。
千葉県によれば、富士通エフサスの社員は、県職員が業務で使用するPCにログインするためのICカード作成業務に携わっていたという。社員は、県職員の個人情報を自宅に持ち帰って作業していた。当時、自宅PCにShareはインストールされていなかったが、その後、社員の家族がShareを使用し、ウイルスに感染したため2007年10月14日頃に個人情報が流出したという。
関連情報
■URL
千葉県職員情報の流出について
http://www.pref.chiba.jp/syozoku/a_joushisu/info/security-20071016.html
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( 増田 覚 )
2007/10/17 13:41
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