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「Opera 9.5」ベータ版
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ノルウェーのOpera Softwareは25日、同社の新ブラウザ群の目玉機能となる「Opera Link」を発表した。これは、さまざまなプラットフォームで動作するブラウザ同士で、ブックマークなどのデータをシンクロできるという機能だ。同日リリースされた「Opera 9.5」ベータ版と「Opera Mini 4」最新ベータ版に搭載されている。
Opera Linkを使用するためには、無料で取得できるOperaアカウントが必要となる。その後、Opera 9.5ベータあるいはOpera Mini 4で設定を行なうことにより、ブックマークやスピードダイヤル(よく利用するWebサイトを登録しておける機能)のシンクロを開始できる。
同社ではOpera Linkの利点についていくつかの事例を挙げている。例えば、友人宅を訪問中に面白いWebサイトを見せたいと思った時に、自宅のブラウザのブックマークには登録されているのに、そのデータが手元にないために見つけられないというようなトラブルがなくなる。また、いつも使用するブックマークを携帯とデスクトップPCでシンクロしておくことによって、携帯で長いアドレスを入力する必要がなくなる。さらにスピードダイヤルをシンクロすることで、デスクトップPC、ノートPC、携帯のいずれからでも同じ環境を利用できる。
Opera Linkは、WebからもOperaアカウントにログインすることで利用できる。そのため出先でInternet ExplorerやFirefox、Safariを利用している場合でも、Operaアカウントにログインすることで、いつも使用しているブックマークのデータにアクセスできる。
この新機能について、OperaのCEOであるJon von Tetzchner氏は、「我々は人々が異なるデバイスからWebにアクセスする時に、使用体験に妥協すべきであるという考え方を受け入れることを拒否する」とし、さまざまなデバイスにブラウザを提供しているOperaならではの機能に強い自信を示している。
今回発表されたOpera 9.5ベータ版はWindows版、Mac OS版、UNIX版が用意されている。当然のことながら、アルファ版からは数多くのバグが修正されている。特に安定性とパフォーマンス関係のバグが修正されている。そのほかに、JavaScriptのバグが修正されたことによってYahoo! Mail Betaが使用できるようになったこと、Windows版の日本語環境においてWebページで日本語検索を行なうことでクラッシュするバグが修正されたことなどが公表されている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://jp.opera.com/pressreleases/ja/2007/10/25/
Opera Linkの概要
http://jp.opera.com/products/link/
「Opera 9.5」ベータ版ダウンロードページ(英文)
http://www.opera.com/products/desktop/next/
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/10/26 13:32
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