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楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長
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楽天は29日、「楽天市場」のユーザーを対象にした補償制度「楽天あんしんショッピングサービス」を開始した。商品代金の全額を補償するもので、楽天会員(無料)であれば制度が適用される。
楽天あんしんショッピングサービスは、楽天市場において、代金支払済みの商品が未着にも関わらず、出店店舗との連絡が困難になったなどの場合、楽天が商品代金を補償するサービス。補償率は100%で、補償上限額は50万円。補償回数は年1回までとなっている。なお、金券類や貴金属、美術品など一部の商品は補償の対象外となる。
楽天は、これまで商品未着などが発生した場合、その状況に応じて商品代金を代位弁済するといった対応を行なっていたが、今回から制度として導入された。また、楽天KCが発行する「楽天カード」のユーザーに対しては、補償金額の上限がない「商品未着あんしん制度」を2006年2月より設けている。
楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長は、「ネットショッピングの場の提供者として、より安心してショッピングを楽しんでいただけるようにしたい」とコメント。また、ネットショッピングを利用しない人の理由として、「不安だから」との声があることを説明し、「安全なサービスだが、なんとなく不安感があったところを、確信をもって買っていただけるような取り組みを行なっていきたい」とした。
2007年6月には、楽天市場に出店していた「秋葉原OG商会」で商品未着の事態が起こった。楽天では当該ユーザーに対して全額弁済を行なっている。「あのようなことは10年間で数件、片手に満たないほどだが起きている。今回の制度を導入することで、“楽天は安心”というブランドが促進されれば良い」(三木谷社長)。
加えて、出店者の管理もより厳重に行なう構え。「現金先払い決済だけの店舗は掲載を認めず、カード決済や代金引換えなどの決済方法を必ず導入してもらう。楽天内部の管理も、店舗チェックを1カ月単位から日々のモニタリングに変えるなど、より一層強化していきたい」(三木谷社長)とした。
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サービス導入の背景
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これまでの取り組み
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楽天の“安心・安全”を強化
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.rakuten.co.jp/info/release/2007/1029.html
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・ 楽天、秋葉原OG商会の被害額を弁済(2007/07/02)
( 野津 誠 )
2007/10/29 19:01
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