ガンホー・オンライン・エンターテイメントは2日、同社が運営するMMORPG「ラグナロクオンライン」のゲーム内仮想通貨を不正に取得・売却していた元職員を相手取って起こしていた損害賠償請求訴訟について、控訴することを決定した。
この元職員は、上司のアクセスIDを盗み見てゲームサーべーへ不正アクセスし、仮想通貨を取得・売却して5,800万円以上の利益を得ていたという。ガンホーでは、この行為によって同社の社会的評価と企業価値が低下したと同時に、信用毀損および機会損失やその他の諸費用の合計だとして、約7,486万円の損害賠償を求める訴訟を2006年11月に東京地方裁判所に起こしていた。
その判決が2007年10月23日にあり、東京地裁は被告の元社員に対して、330万円を支払うよう命じた。判決についてガンホーでは、この不法行為による影響が過小に評価されたとして、控訴することを決めたとしている。
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■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.gungho.co.jp/ir/pdf/2007/prs20071102a.pdf
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( 永沢 茂 )
2007/11/02 19:21
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