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「著作権・情報モラルQ&Aサイト ASKACCS」のキーワード検索の例
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コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は12日、「著作権・情報モラルQ&Aサイト ASKACCS」をオープンした。休止していた「著作権・プライバシー相談室 ASKACCS」を、Q&Aデータベースの形式にリニューアルして再開したものだ。
旧ASKACCSは、著作権やプライバシーに関する質問を受け付け、その回答を掲載するというサイトだったが、2007年3月末に休止。それまでに寄せられた質問を整理し、よりわかりやすいデータベース集として再開するとアナウンスしていた。
リニューアルしたASKACCSでは、これまでに寄せられた800件以上の質問とその回答を公開している。内訳は、「著作権」についてのものが757件、「情報モラル」についてのものが80件。キーワードで検索できるほか、例えば著作権カテゴリでは「ソフトのコピー」「アニメ・キャラクター」「引用」など、情報モラルでは「個人情報・パスワード」「肖像・パブリシティ権」「プライバシー権」など、テーマごとのディレクトリから探せるようになっている。
Q&Aの具体例としては、「音楽や映画の批評や紹介を行なうホームページで、CDジャケットやビデオのパッケージを掲載したいが、著作権の侵害になるのではないかと心配している」「カメラ付き携帯で、許可なく人の顔や姿を撮る友人がいるが、これは肖像権の侵害だと思う。よい解決方法はないのか」「保育園の塀に園児たちが描いた絵が貼られているが、ドラえもんなどアニメやまんがのキャラクターの似顔絵は著作権法上、問題ないのか」といった身近な事例も収録されている。
なお、法改正によって旧ASKACCSでの回答が実情にそぐわないものもあったため、そういった事例は現在の法律に合わせて手直しした上で公開しているという。また、ASKACCでは今後、直接サイト上で質問を受け付けることはしないが、著作権や情報モラルに関する新しい問題やテーマなどが出てきた場合は、随時、データベースに追加していく方針だ。
関連情報
■URL
著作権・情報モラルQ&Aサイト ASKACCS
http://www.askaccs.ne.jp/
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( 永沢 茂 )
2007/11/16 18:23
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