エイベックス・グループ・ホールディングスは16日、映像事業の構造改革を行なったと発表した。「映像事業再生プラン」と題した資料の中では、「ニコニコ動画」などの「ニュー・メディア」活用も掲げている。
エイベックスでは、映像事業で今後キーとなるビジネスモデルの1つとして「ニュー・メディア・モデルの構築」を挙げ、ニュー・メディアを生かしたプロモーションやディストリビューションスキームの構築を目指すという。ニュー・メディアの特徴として、ターゲット視聴者に応じた展開が可能で、ネット上で視聴者間の話題創出が可能と説明。ニコニコ動画など、同社グループのネットワークプラットフォームを活用して、テレビメディアとは異なるモデルを確立するとしている。
具体的な流れとしては、原作・企画を発掘した後、ターゲット層に対するピンポイントプロモーションを行ない、ユーザー間でのネット上での話題を創出。続いてエイベックスのマスプロモーション力により、ネットコミュニティからマス層へ拡大し、劇場公開に至り、さらにネット配信による収益化を図る案が示されている。
なお、すでにニコニコ動画では、エイベックス・エンタテインメントが権利許諾したプロモーションビデオの配信が開始されている。
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■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.avex.co.jp/j_site/ir_news/pdf/071116_3.pdf
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( 永沢 茂 )
2007/11/16 21:32
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