|
トレード・ミー
|
トレード・ミー・ジャパンは15日、音楽CD交換コミュニティサイト「トレード・ミー」をリニューアルした。CDのデータベースを刷新し、CDデータ件数が従来に比べて大幅に増えたほか、検索機能も拡充した。
トレード・ミーでは当初、アマゾンジャパンとアフィリエイトプログラム利用契約を結び、アマゾンが保有するCDアルバムデータとCDジャケットデータを利用していた。これに対して今回からは、具体的な社名は明らかにしていないが、CDデータベースを保有する国内企業と契約し、同社のCDデータの利用を開始した。
新しいデータベースでは、1982年10月1日に日本でCDが発売されて以降、国内で発売されたタイトルをほぼすべて網羅しており、廃盤になったCDにも対応する。さらに、輸入CDについては、米国版と英国版のジャケット写真も利用できるようになった。なお、国内版CDのジャケット写真の使用については、レーベルごとに許諾が必要とのことで、交渉を進めているという。
また、従来のアーティスト検索では、発売されたCDのみが表示されたが、リニューアルにより、Wikipediaなどと連動して「アーティスト情報」を表示する機能を追加した。CDの検索精度も向上しているという。
CDなどを扱う物々交換サイトではこれまで、アマゾンのデータベースを利用してジャケット写真を表示する形態が典型だったが、最近になってそれができなくなるケースが相次いでいる。その結果、ムニンワークスが運営する「diglog」は現在サービスを休止しているほか、トリカル・ウェブコミュニケーションズが運営する「トリカル」では商品の画像や概要を掲載しない方式に変更している。
トレード・ミー・ジャパンにも9月上旬、アマゾンからアフィリエイトプログラムの規約に抵触する恐れがあるとの連絡があり、話し合いを続けてきたという。一時はジャケット写真を非表示にするなどの対応をとっていたが、CDデータベースを保有する別会社と契約し、有償でCDデータの供給を受けることにした。なお、トレード・ミーの会員数は現在、約1,000人いるという。
関連情報
■URL
トレード・ミー
http://trade-me.jp/
■関連記事
・ 1回105円で音楽CDを物々交換できる「トレード・ミー」(2007/08/24)
・ Amazonの商品データベース提供打ち切りで物々交換サイトに影響(2007/10/24)
( 永沢 茂 )
2007/11/19 18:05
- ページの先頭へ-
|