情報処理推進機構(IPA)は22日、ファイル圧縮・展開ソフト「Lhaplus」にバッファオーバーフローの脆弱性が存在すると警告した。
発見された脆弱性は、Lhaplusのバージョン1.55およびそれ以前のバージョンに存在し、LZH形式のファイルを展開する際にバッファオーバーフローが発生する可能性があるというもの。この脆弱性を悪用された場合、悪意のあるLZHファイルをLhaplusで展開しただけで、意図しないプログラムを実行させられる危険がある。
Lhaplusの作者のサイトでは、既にこの問題に対処したLhaplus バージョン1.56を公開しており、ユーザーに対して最新版へのアップデートを呼びかけている。
関連情報
■URL
IPAによる注意喚起
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/200711_Lhaplus.html
IPAによる脆弱性情報
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/documents/2007/JVN_82610488.html
Lhaplusの作者による脆弱性情報
http://www7a.biglobe.ne.jp/~schezo/lzh_vul.html
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( 三柳英樹 )
2007/11/22 15:47
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