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「VistaはSP1を待たなくても使える」マイクロソフト中川氏 |
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Windows Vistaの更新プログラムをまとめて提供する「Windows Vista SP1」についてはこれまで、9月下旬にベータ3、11月上旬にはRC1のプレビュー版が公開されている。マイクロソフトWindows本部プロダクトマネジメント部の中川哲氏は今後の予定について、12月上旬にはRC1を一部ユーザーに限定した形で公開し、2008年第1四半期後半に正式版を公開すると説明した。 また、SP1に含まれる、安定性や互換性の向上、パフォーマンスの改善などを行なう更新プログラムについては、SP1の公開以前にも順次提供すると説明。従来は、セキュリティ修正以外の更新プログラムについてはサービスパックでまとめて提供してきたが、Windows Vistaでは更新プログラムを順次提供するようにしており、SP1の公開以前にも安定した動作環境を提供していくとアピール。既に8月と10月にも更新プログラムを提供しており、今後も継続的にこうした更新プログラムを提供していくとして、「Windows VistaはSP1を待たなくても十分安定した環境をお使いいただける」とアピールした。 Windows Vistaの安定性および互換性向上のための更新プログラムは、8月に「KB938194」「KB938979」、10月に「KB941649」の合計3つの更新プログラムがダウンロードセンターで公開されており、それぞれの公開から約1カ月後には「推奨更新プログラム」として自動更新の対象となっている。 10月に公開した更新プログラムでは、休止状態からの再開時間の短縮や、HDDの回転数制御アルゴリズムの見直しによる省電力化、ワイヤレスネットワークサービスの安定性向上、サービスの起動を最適化することによる起動時間の短縮などを実施。また、8月に公開した更新プログラムでも、フォトスクリーンセーバーからデスクトップへの復帰時間の短縮など30項目以上を更新している。 中川氏は、これらの更新プログラムについてはサービスパックと同様に十分にテストを行なった上で公開しているとして、「ぜひWindows Updateから更新をインストールし、Windows Vistaをより快適に利用してほしい」と語った。
関連情報 ■URL マイクロソフト http://www.microsoft.com/japan/ 更新プログラム「KB938194」についての解説 http://support.microsoft.com/kb/938194 更新プログラム「KB938979」についての解説 http://support.microsoft.com/kb/938979 更新プログラム「KB941649」についての解説 http://support.microsoft.com/kb/941649 ■関連記事 ・ Microsoft、Vistaの安定性を改善する3つのパッチを今週公開（2007/11/13） ・ Windows Vista SP1は2008年第1四半期にリリース予定、米MSが公表（2007/08/30） ・ Windows Vista SP1のベータテストが開始（2007/09/25）
（ 三柳英樹 ）
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