アイドックは27日、Flashビデオを暗号化して配信できるソリューション「KeyringFLASH」を販売開始した。料金は初期費用が98,000円、コンテンツ暗号化料が1ファイルにつき100円、ビジネスプランに応じた月額費用が50,000円から。
KeyringFLASHでは、ユーザーがFLV形式の動画を視聴する際、ライセンスサーバーと自動的に接続し、ライセンスの有無を確認した上で、有効な場合のみ視聴できる。動画をダウンロードしても、ファイルは暗号化されているため、再生はできないという。ライセンスサーバーはASP提供される。また、動画配信のビジネス形態にあわせて「無料コンテンツプラン」と「有料コンテンツプラン」を用意する。
無料コンテンツプランは、無料動画の配信に利用できる。暗号化されたFlashビデオが含まれるページを開くと、自動的にライセンスが付与され、視聴可能となる。同プランの月額費用は、コンテンツ閲覧数によって異なる。一方、有料コンテンツプランは、有料動画の配信に利用できる。Flashビデオを視聴する前に購入ページを表示し、ユーザーはライセンスを購入して視聴する。配信者は視聴期限の設定も可能。同プランの月額費用は、ライセンス設定数によって異なる。
アイドックでは、「従来、FlashビデオはWebブラウザのキャッシュにデータが残るため、違法コピーや二次利用を防ぎにくかった」と説明する。同社では、電子文書などの暗号化・コンテンツ管理サービス「KEYRING.NET」を展開しており、KeyringFLASHは同サービスの1つにラインナップされる。KeyringFLASHについては、有料動画を配信したいコンテンツオーナーや、Flashコンテンツを扱う出版社、ゲームポータルサイトなどを対象に販売し、初年度100ユーザー、売り上げ1億円を目指す。
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無料コンテンツプラン
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有料コンテンツプラン
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関連情報
■URL
KeyringFLASH
http://www.keyring.net/keyringflash/index.html
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( 野津 誠 )
2007/11/27 19:58
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