KDDIと沖縄セルラーは29日、電話サービスの加入者に請求している「ユニバーサルサービス料」を、現行の1番号あたり月額7円(税込7.35円)から、2008年1月より6円(税込6.3円)に改定すると発表した。
ユニバーサルサービスとは、電気通信事業法で「あまねく日本全国で提供が確保されるべき」と規定されているサービスで、NTT東西が提供する加入電話、公衆電話、緊急通報が該当する。ユニバーサルサービスの維持に必要な費用を電話会社全体で応分に負担するための制度が設けられており、最終的には各社の電話サービスを利用している加入者が負担するかたちとなる。
今回の改定は、28日に総務省がNTT東西へのユニバーサルサービスの交付金などについて認可を行なったことに伴うもの。電気通信事業者協会がユニバーサルサービス制度の番号単価を2008年1月から6円に改定することを発表したのを受けて、KDDIと沖縄セルラーではユニバーサルサービス料を改定することにした。
対象となるサービスは、移動体サービスがau電話、ツーカー電話など。固定サービスがメタルプラス電話、ひかりone電話サービス、050番号サービスなど。なお、auプリペイド式携帯電話についても請求準備が整ったとし、2008年1月16日以降の利用開始登録またはカード追加登録時からユニバーサルサービス料を請求する。カード登録時に通話可能期間として加算される日数30日ごとに6円を残高から引き落とす。
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■URL
ニュースリリース
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2007/1129e/index.html
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( 永沢 茂 )
2007/11/29 18:57
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