WIDE Projectと日本レジストリサービス(JPRS)は4日、JPドメイン名DNS(JP DNS)のうちWIDEが運用する「e.dns.jp」について、サーバーの海外拠点追加とIP Anycast技術の導入を実施したことを発表した。
「.jp」ドメイン名のDNSサーバーであるJP DNSは、JPRSが全体管理を行なうとともに、JPNIC、IIJ、WIDE、国立情報学研究所(NII)との協働により5つのJP DNSを運用している。このうち、WIDEが運用するJP DNSサーバー「e.dns.jp」について、さらなる信頼性向上のための増強を実施した。
今回の増強では、米国サンフランシスコとフランスのパリにサーバーの海外拠点を追加。また、IPアドレスを複数のサーバーで共有するIP Anycast技術の導入を行なった。これにより、JP DNSの地理的な分散が促進されるとともに、e.dns.jpへの問い合わせのネットワーク的な分散が可能となり、高負荷への対応、より高品質なサービスの実現、耐障害性の向上などが得られるとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://jprs.co.jp/press/071204.html
■関連記事
・ DNSの最新動向を報告、トラフィック増加などで運用者の負担増大も(2007/11/20)
( 三柳英樹 )
2007/12/04 21:01
- ページの先頭へ-
|