フリービットは17日、自宅などのローカルPCのリソースをAPIで開放できる「Emotion Link SemantiqNode API」を開発したと発表した。同社連結子会社のドリーム・トレイン・インターネット(DTI)の個人ユーザー向けに「Dream SemantiqNode」サービスβ版として無料提供する。
Emotion Link SemantiqNode APIは、フリービットの「Emotion Link」技術をベースに、マッシュアップに対応した大規模グリッドコンピューティングを実現するプラットフォームだという。これを個人向けに提供するDream SemantiqNodeでは、外出先のPCや携帯電話から自宅PC内のフォルダを参照できるほか、そこに保存してあるファイルをWebメールに添付して送信したり、画像をブログパーツ上に表示することが可能だ。フリービットでは、「自分のPCのリソースをインターネットに対してセキュアかつ簡単にAPIで開放することが可能となる」としている。
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ローカルPCに保存してある画像をブログパーツ上に表示する活用例
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Dream SemantiqNodeを利用するには、サービスの紹介ページからDTIのメールアドレスを入力して申し込む。その後、返信される確認メールに記載のURLにアクセスすることで、Dream Node用のパスワードが設定できる。さらに、手順に従い自宅のPCなどにSemantiqNodeの専用ソフトウェア(Windows Vista/XPに対応)をインストールすることで、そのPCをAPIでインターネットから参照できるようになる。
Dream SemantiqNodeをセットアップしたPCは、「マイノード」としてWebブラウザから参照可能。認証はメールアドレスとパスワードで行なう。デフォルト状態では「マイ ドキュメント」が参照可能だが、フォルダごとにプライベート公開またはパブリック公開を設定できる。ブログパーツで画像を表示する場合は、パブリックで公開しているフォルダが参照されることになる。なお、ブラウザはInternet Explorer 6.0以上、Firefox 2以上をはじめ、iPod touchやWiiからのアクセスも確認しているという。
SemantiqNode APIを活用すれば、インターネット上のリソースだけでなく、ローカルPCのリソースとも“マッシュアップ”が行なえることになる。実際、Dream SemantiqNodeでは、API連携の第1弾として、Google Desktop Searchとのマッシュアップを行なった。DTIの検索サービス「MySearch」を使って、インターネット上の検索結果だけでなく、自宅PCの検索結果も参照できる。
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DTIの検索サービス「MySearch」でGoogle desktop Searchと連携。インターネットと自宅PC内の同時検索が可能
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.freebit.com/press/pr2007/20071217.html
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( 永沢 茂 )
2007/12/17 19:18
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