「初音ミク」を利用して制作された楽曲の着うた配信の取り扱いを巡って、クリプトン・フューチャー・メディアとドワンゴ・ミュージックパブリッシング(DMP)がそれぞれコメントを発表している問題について、ニワンゴの取締役を務める西村博之(ひろゆき)氏がブログでコメントを発表した。
ひろゆき氏は、権利関係について「詞と曲は作者の著作物」「楽器(初音ミク)はクリプトンの製品」「『初音ミク』はクリプトンの商標」という点を確認した上で、現状については「関係者が多いせいで、誰が何をしていて、誰に責任があるのかがわからなくなって、ぐだぐだになっている気がします」とコメント。
その上で、1つの解決案として、1)ひとまずDMPは楽器(初音ミク)の名前は使わず、DMPは初音ミクの名称を使用している部分を取り下げる、2)DMPは作者と契約書を作り、お互い納得した上で着うた配信等の管理をする。その際にDMPと作者は楽器(初音ミク)の名前は一切使わない、3)今後、楽器(初音ミク)の商標や画像等をどう使うかは、クリプトンと仲介業者、作者、DMPの4者で時間をかけて協議する――といった提案をしている。
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■URL
ひろゆき氏のブログの該当記事
http://www.asks.jp/users/hiro/35254.html
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( 三柳英樹 )
2007/12/21 20:21
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