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「Google Docs」に新機能、プレゼンのページ埋め込みや階層フォルダなど


 米Googleは4日、「Google Docs」に複数の新機能を追加したと発表した。特に、プレゼンテーション機能が大幅に強化され、使いやすくなっている。

 まず、Google Docsで作成したプレゼンテーションをWebサイトやブログに埋め込んで公開できるようになった。これは、例えばYouTubeなどの動画共有サイトの動画や、一部のスライド共有サイトが提供しているのと同じ機能だ。

 この機能を利用するには、まずプレゼンテーションの画面右上にある「公開」タブをクリックして、プレゼンテーション自体を公開しなければならない。そこで表示されるHTMLコードを自分のブログやWebサイトに貼り付けることができる。そのプレゼンテーションには再生ボタンがあり、スライドをめくるようにプレゼンテーションの内容をそのページ上で見ることができる。

 さらに今回、プレゼンテーションの作成が便利になる機能がいくつか追加された。まず、プレゼンテーションのスライドの順番を変えたり、重複スライドを削除する場合に、一度に複数のスライドを選択できるようになった。これまでは、1枚ずつ個別に選択する必要があったため、作業の迅速化できる。この機能を利用するには、スライドビューで、CTRLキーを押しながら複数のスライドを選択する。選択した後、適切な位置に動かしたり、削除するなどの操作を行なえる。

 プレゼンテーションのテーマとなる背景画像としては、アップロードした画像か、好きな色を選択できるようになった。これは、プレゼンテーションのテーマを変更することになるため、一度にプレゼンテーションのスライドで使われている背景画像をまとめて変更したり、統一できるようになる。

 また、プレゼンテーションに画像を挿入することもできるようになった。これは、Google Docsのツールバーから利用でき、ローカルPCの中にある画像を選択し、プレゼンテーションにアップロードできる。その画像は、プレゼンテーションの内部で選択してからドラッグして、好みの位置に動かすことができる。

 プレゼンテーション以外の機能にも改良が加えられた。その1つとして、Google Docsで作成された文書を印刷する際に、より細かな設定ができるようになった。まず、印刷する紙のサイズをレター、リーガル、A4の中から選択できる。また、上下左右のマージンや、ページ番号の印刷も指定できるようになった。印刷する場合、PDFファイルが生成され、それをダウンロードすることによって印刷する手順そのものは変わっていない。

 さらに、Google Docsで複数のドキュメントを管理しやすくするために、フォルダの階層機能が導入された。これはGoogle Docsのサイドバーの新規作成ボタンから利用できる。このことによって、フォルダの中に複数のサブフォルダを作ることができるようになり、フォルダの階層構造を作れるようになった。また、Google Docsのツールバーからドキュメントやフォルダの名称を変更できるようにも改良された。


関連情報

URL
  Google Docsの新機能(英文)
  http://www.google.com/google-d-s/whatsnew.html
  Google Docs公式ブログの該当記事(英文)
  http://googledocs.blogspot.com/2008/01/new-features-for-2008.html

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Google、プレゼンテーション機能に対応した「Googleドキュメント」(2007/09/18)


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/01/07 12:13

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