米Googleは16日、主に大学生を対象としたインターネットマーケティングの効果を競う世界的なコンテスト「The Google Online Marketing Challenge」を開催すると発表した。
このコンテストでは、Google AdWords広告を使い、これまでネット広告を使用していなかった中小企業の広告キャンペーンを展開することによって、効果的なオンラインマーケティングキャンペーンを立案、成功に導くことを学び、その結果を競うものとなる。
参加した学生グループには、Google AdWords広告200ドル分を使用する権利が与えられる。参加グループではまず、従業員が100人以下で、現在AdWords広告を使用していない中小企業を見つけ、その会社のためのインターネットマーケティングキャンペーンを立案する。さらに3週間の競技期間中にキャンペーンを改良していき、キャンペーンの最初と最後に英語でレポートを提出する。このレポートにより、7月に全世界と各地域の優勝者が発表される予定だ。
学生たちはこれまで学んできたマーケティング理論をインターネットマーケティングで実地に生かし、かつ世界的なレベルで競い合うことができる。一方、中小企業は無料で広告キャンペーンを行なえるという利点がある。
このコンテストに申し込むことができるのは、大学など高等教育機関の教授や、講師など教育的立場にある人物に限られる。ただし、参加国に制限はない。AdWords広告で使用する言語も自由に選択できるため、日本の大学が日本語でAdWordsのキャンペーンを行なうことも可能だ。
提出するレポートを英語で記述しなければならないため、英語圏の学生には有利となり、現に欧米の参加が数多く見られるが、現時点でも中国、アフリカ、東欧、中欧、南米の参加者も数多く見受けられる。一方、今のところ日本からの参加者はいないようだ。
コンテストの審査は、マーケティングを専門とする欧米やシンガポールの大学教授陣によって行なわれる。優勝チームには、カリフォルニアにあるGoogle本社を訪問し、Google Adwords開発チームと話し合う機会が設けられる。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.google.com/intl/en/press/annc/online_marketing_challenge.html
The Google Online Marketing Challenge(英文)
http://www.google.com/onlinechallenge/index.html
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/01/17 12:25
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