米Zumobiは22日、スマートフォンなどのモバイル端末のユーザーインターフェイスを改良した「Zumobi」ソフトウェアを、Windows Mobileと一緒に配布することで米Microsoftと合意したと発表した。Zumobiは2007年に「ZenZui」から改名している。
Zumobiは、スマートフォンやモバイル端末の小さな画面からWebベースのコンテンツをナビゲートするための、新しいユーザーインターフェイスを開発し、話題となっている。また、2007年12月には、Amazon.com、MTV Networks、AP通信などとコンテンツ配信契約を結んでいる。
これにより、Zumobiを採用した端末で豊富なコンテンツにアクセスできるようになる。また、広告も表示できることから、コンテンツビジネスにとっても、携帯電話市場を新たな収益源にできるとして期待されている。
今回の提携について、米Microsoftのモバイルコミュニケーションズビジネス担当ゼネラルマネージャーであるJohn O'Rourke氏は、Zumobiが、米Microsoft Researchの知的財産をスピンアウトするためのIP Ventures Programから派生した企業であることを念頭に置きつつ、「Zumobiは、Windows Mobileを強力に補うことになる。なぜなら、ZumobiとMicrosoft双方は、革新的でありながら、外出先から簡単にすべての情報にアクセスできる方法を提供するからだ」とコメントしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.zumobi.com/newspressreleases.html
■関連記事
・ 携帯UIベンチャー「ZenZui」がMicrosoftからスピンアウト(2007/03/28)
・ 携帯UIベンチャーの「Zumobi」、12月にベータ版を公開予定(2007/11/14)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/01/23 11:08
- ページの先頭へ-
|