米Googleは19日、AdWords広告に表示するURLの表示方法を、これまでより厳格に規定することを定めた新ポリシーを発表した。4月1日以降導入する。
これまでAdWords広告に表示するURLにはある程度の自由が許されていたが、それだけに表示とは異なるページに誘導されたり、もっと悪い場合にはフィッシング詐欺に利用されるなど、ユーザーの意思に反する利用が行なわれており、問題となっていた。Googleによると、今後は、最終的に表示されるランディングページと、広告に表示するURLは一致しなければならないことになった。
例えば、最終的に表示されるページが「www.google.com」である場合、AdWords広告に表示するURLも「www.google.com」でなければならず、「www.google.co.uk」を広告に表示することはできない。また、「www.gogle.com」は、正確な「www.google.com」にリダイレクトするが、許可されない。さらに、「www.gooogle.com」は、「www.google.com」と似たコンテンツを表示する別のページであるため、許可されない。
しかし、広告主が広告効果を確かめるためにトラッキングURLを使用することは許されている。また、ランディングページと広告に表示するURLのドメインが一致している限り、サブドメインなどを利用することは許されている。
Googleでは4月1日までに、これらの情報についての詳細をすべてのAdWordsアカウント宛にメールで通知すると説明している。
関連情報
■URL
AdWords広告公式ブログの該当記事(英文)
http://adwords.blogspot.com/2008/02/update-to-display-url-policy.html
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・ AdWords広告でマルウェア配布サイトに誘導、米セキュリティ会社が警告(2007/04/26)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/02/20 11:41
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