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イー・アクセスがアッカへの株主提案を取り下げ、木村社長らの退任を評価 |
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イー・アクセスは21日、アッカ・ネットワークスが発表した次期取締役候補案について、一定の評価をするとともに、イー・アクセスが筆頭株主として経営陣の退任を求めていた株主提案をいったん取り下げると発表した。 アッカ・ネットワークスは21日、代表取締役社長の木村正治氏が健康上の理由により今期限りでの退任意向を表明したとして、新たにアッカの執行役員で技術・オペレーション担当兼システム本部長の須山勇氏を社長候補とすることを取締役会で決議。また、副社長についても、現在の湯崎英彦氏は退任し、UWiN株式会社プリンシパルの塚本博之氏を新たな副社長候補とすることを発表した。 イー・アクセスでは1月16日、アッカの筆頭株主となったことに伴い、アッカの現在の常勤取締役である木村社長ら3人の退任と、新たにイー・アクセスから4人の取締役を選任することを株主提案として要求。アッカの株主に対して、提案への委任を呼びかけていた。 イー・アクセスでは、アッカが発表した次期取締役候補案について、「現経営陣である常勤取締役3名中2名を退任させることは、まさに経営体制の刷新を求める当社の株主提案が引き出した結果であるとして評価する」とコメント。次期取締役候補案は、2月14日にアッカが発表した事業計画の具体的な遂行に向け、新たな経営陣のもとで事業を立て直すとの、第2位株主のNTTコミュニケーションズやその他既存株主の意思の表われであると受け止めるとして、一定の評価を見せている。 一方で、アッカが発表している2008年12月期の減収減益見通しについては受け入れることはできず、中間決算を期限として新経営陣による事業計画の見直しを求めると説明。筆頭株主として引き続き経営を厳しく見守るとしている。 こうしたことから、イー・アクセスでは株主提案についてはアッカ案と両立しないとして、提案はいったん取り下げると説明。委任状の勧誘も停止するとともに、これまでに受け取った委任状については速やかに返送するとしている。 関連情報 ■URL ニュースリリース http://www.eaccess.net/cgi-bin/press.cgi?id=701 ■関連記事 ・ アッカ木村社長、健康上の理由により退任（2008/02/21） ・ アッカの新規事業計画「確実な遂行を望む」、イー・アクセスがコメント（2008/02/15） ・ アッカ決算、今後はワイヤレスで成長を目指す～イー・アクセス提案には反対（2008/02/14）
（ 三柳英樹 ）
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