米Googleは、これまで限定的なパイロットテストを行なってきた「AdSense for Video」を、米国で公開ベータテストとして開始すると発表した。
動画内広告は既に他社も行なっているが、「YouTube」や「Google Video」を有する最大の動画サービスプロバイダーが、ついに動画内広告分野へと本格的に参入することになる。
今回発表されたAdSense for Videoベータ版には、2種類の広告が含まれる。1つ目はInVideo広告で、これは動画の下部に画像を含む広告を表示。その部分をクリックすると、動画の再生が一時的に止まり、かぶせるような形で動画広告を再生することができる。広告が1,000回表示されるごとに広告料が支払われ、いわゆるインプレッション単価ベースで広告料が支払われる。
もう1つは、見なれたGoogle AdSenseのテキスト広告だ。この広告は動画の下部に帯状に表示され、動画中の信号や、動画が表示されているページのコンテンツに合わせてターゲット広告として配信される。クリック単価ベースで広告料が支払われる。
現在、AdSense for Videoのベータテストに申し込むことができるのは、米国にある英語サイトのみだ。さらにFlash 7.0を使用し、かつ動画視聴回数が月100万回以上という条件がある。Googleでは将来的に、様々な規模のサイトや地域にAdSense for Videoサービスを拡大したい考えだ。
関連情報
■URL
Googleの動画広告ソリューション案内ページ(英文)
http://www.google.com/ads/videoadsolutions/publisher.html
Google AdSense公式ブログの該当記事(英文)
http://adsense.blogspot.com/2008/02/fueling-creativity-in-online-video-with.html
■関連記事
・ 米Google、「AdSense for Video」の実験開始(2007/05/24)
・ 米Google、YouTube動画を使った新広告サービスを開始(2007/10/10)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/02/22 13:29
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