国内の地図サイトの利用者数トップは「Yahoo!地図情報」で、2位の「Google マップ」に倍近くの差があることがネットレイティングスの調査でわかった。同社が発行しているメールマガジン「Nielsen Online REPORTER」の3月1日号の記事で報告している。
調査は、ネットレイティングスのWeb利用動向調査サービス「Nielsen Online NetView」における、2008年1月の家庭からのアクセスに基づいたもの。これによると、利用者数トップはYahoo!地図情報で858万7,000人、2位はGoogle マップの435万8,000人。以下、「Mapion」の344万3,000人、「MapFan Web」の235万9,000人、「goo 地図」の136万7,000人など。
一方、総利用時間では、Yahoo!地図情報が67万時間で同じくトップだが、2位はMapionが26万2,000時間で2位に入り、Google マップは20万6,000時間で3位だった。
上位5サイトの重複利用者率についても集計している。その結果、Yahoo!地図情報の利用者は他のサービスを利用する割合が少なく、逆にその他4サイトの利用者はYahoo!地図情報を併用する割合が4割以上と高いことがわかった。
なお、ネットレイティングスがとりまとめた2006年7月の調査でも、Yahoo!地図情報が861万1,000人でトップだったが、2位はMapionの543万6,000人、3位はMapFan Webの333万5,000人。Google マップは急増傾向にあったものの、当時は215万9,000人だった。今回の調査では、それが倍増して2位に上昇したが、トップのYahoo!地図情報とはまだ2倍近い開きがある。
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「Nielsen Online Reporter」バックナンバー
http://www.netratings.co.jp/hot_off/reporter_archive.html
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( 永沢 茂 )
2008/03/04 11:47
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