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JR東日本、定期券のネット申し込みが可能に、海外向け新幹線ネット予約も


「ネット de 定期」利用の流れ

「Suica付学生証」の券面イメージ
 JR東日本は4日、インターネットで定期券の申し込みが行なえるサービス「ネット de 定期」を開始すると発表した。4月1日に使用開始となる定期券から取り扱いを開始し、3月25日11時から受け付けを開始する。申し込んだ定期券は、駅の指定席券売機またはみどりの窓口で受け取る。

 申し込み可能な定期券は、通勤定期券、FREX(通勤用新幹線定期券)、通学定期券、FREXパル(通学用新幹線定期券)で、JR東日本が扱っている範囲のもの。Suica定期券と磁気定期券のいずれも購入できる。

 申し込みは、ネット de 定期のPC向けサイトまたは携帯サイトから行なう。その後、駅にある指定席券売機において申し込み番号と電話番号を入力し、代金を支払うことで定期券を受け取ることができる。あるいは、プリントアウトした申し込み内容をみどりの窓口に提示することでも受け取り可能だ。

 なお、通学定期券の場合は通学証明書の提示が必要となるため、基本的にはみどりの窓口での受け取りになる。ただし、多売期には駅係員が通学証明書を確認した上で指定席券売機で発売する場合もある。

 従来、JR東日本の指定席券売機で新規の定期券を購入する場合、タッチパネルで申し込み内容を入力する必要があった。ネット de 定期であらかじめ申し込んでおけば、駅での受け取りが簡単に済むようになるとしている。

 JR東日本では、日本を訪れる外国人向けに、海外から列車の指定席をネット予約できる英語サイト「JR-EAST Shinkansen Reservation」も3月25日にオープンする。対象となるのは、JR東日本管内の東北・山形・秋田・上越・長野新幹線と、成田エクスプレスなど主な在来線特急列車の普通車・グリーン車指定席。利用には、クレジットカードおよび会員登録(無料)が必要。予約した切符は、日本に到着後、あらかじめ指定した駅で受け取る。

 JR東日本ではこのほか、Suicaカードや定期券の機能に加えて、学生証や社員証としても利用できる非接触ICカードの発行を開始すると発表した。その第1弾として、明治大学が国内で初めて「Suica付学生証」を今秋から導入する予定だという。


関連情報

URL
  「ネット de 定期」のニュースリリース(PDF)
  http://www.jreast.co.jp/press/2007_2/20080303.pdf
  「JR-EAST Shinkansen Reservation」のニュースリリース(PDF)
  http://www.jreast.co.jp/press/2007_2/20080304.pdf
  「Suica付学生証」のニュースリリース(PDF)
  http://www.jreast.co.jp/press/2007_2/20080302.pdf

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( 永沢 茂 )
2008/03/04 16:11

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