インターネット広告事業を手がけるトランスメディアGPは12日、18未満の携帯ユーザーを対象に実施したフィルタリングに関する意識調査の結果を発表した。
調査は3月上旬、モバイルによるインターネット調査で実施。1,221人(男性777人、女性444人)からの回答を得た。これによると、SNSや掲示板サイトなど、フィルタリングの対象になるサイトを利用していたのは75%に上った。フィルタリングの解除にのために親に同意を求めるとしたのは56%と半数を超えた。
一方、親の同意を得られずに解除できそうにない場合どうするかとの設問(複数回答)では、「しょうがないので諦める」としたのは29%で、「他のサイトを探す」24%、「携帯キャリアに抗議する」15%、「親に隠れてサインする」14%、「何らかの手段を探す」52%などが挙げられた。
フィルタリングの必要性については、「必要だと思う」11%、「必要ない」61%、「どちらとも言えない」28%という結果。賛成した人の声としては、「18歳未満ではまだ自分で責任を取れる行動が出来るとは思えないから」「親の承諾も得られないような危なっかしい人はそのようなサイトは使うべきではないから」、反対の声としては「18歳以下の利用者でも自身にとって有害か必要な情報かは判断できる」「有害なサイトを見極めたり、自分を守ったりできるように、早めに実践を積むべきだから」などがあった。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.trance-media.co.jp/release/archives/40
■関連記事
・ 未成年の携帯電話向けフィルタリング認知度は7割、MMD研究所調べ(2008/02/07)
・ フィルタリングの必要性、同性愛サイトやプロフなどで親子に意識差(2008/02/18)
( 永沢 茂 )
2008/03/13 19:32
- ページの先頭へ-
|