米Googleは13日、Webサイトの管理者が、広告スペースの在庫を効率よく管理できる無料のホスティングサービス「Google Ad Manager」の限定的テストを開始した。現在のところ、招待されたWebサイトパブリッシャーしか利用できず、ベータテストの初期段階となっている。
Webサイトで表示される広告には、Google AdSenseやバナー広告など種々のものがあるが、多くのWebサイトでは独自の広告営業部隊を保有して広告を販売するなどしてサイト上の広告スペース在庫を管理している。
Google Ad Managerは、この管理を効率よく行なうことができるようにするものだ。Webサイトの広告スペースをGoogle Ad Managerで指定すると、そこにGoogle Ad Managerで指定した広告を表示できるようになる。そのための作業は、吐き出されるHTMLコードを広告スペースにペーストするだけだ。
表示する広告としては、Google AdSenseや、先頃買収を完了したDoubleClickによるバナー広告だけでなく、独自営業部隊による広告にも対応。さらにインプレッション数などの広告効果も測定できる。
GoogleではGoogle Ad Managerによって、パブリッシャーが広告収入を最大化するのをサポートできると説明しており、今後、テスト対象となるパブリッシャーを増やしていく考えだ。
関連情報
■URL
Google Ad Managerベータ版(英文)
http://www.google.com/admanager
Google公式ブログの該当記事(英文)
http://googleblog.blogspot.com/2008/03/our-solutions-for-ad-serving.html
■関連記事
・ 米Google、EUの承認を受け米DoubleClick買収を完了(2008/03/12)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/03/14 13:33
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