欧州ネット市場で、Internet Explorer(IE)7のシェアがIE 6を大きく引き離し始めたことが明らかになった。一部の地域ではFirefox 2のシェアも増加している。
これは、調査会社の独ADTECHが8日に発表したデータによるものだ。同社は、欧州に配備しているバナー広告配信サーバーのリクエストを分析し、広告クリックにどのブラウザが利用されているかの調査結果を2004年以来継続的に発表している。
今回発表された2008年2月の調査結果では、IE 7.xのシェアが45.1%、IE 6.xが30.9%、Firefox 2.xが17.1%だった。2007年12月の調査時点でIE 7とIE 6の差は、3ポイントを切っていたことから、今回やっとIE 7が支配的なシェアを持つようになったことがわかる。
Firefox 2は一部の国で健闘している。欧州では基本的に、第2位のブラウザはIE 6.xだが、ドイツとフィンランドではFirefox 2.xが第2位のシェアを獲得し、IE 6.xを上回っている。それ以外のOpera、AppleWebkitなどは、いずれも一桁台のシェアにとどまっている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.adtech.info/news/pr-08-07_en.htm
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・ 欧州でFirefoxのシェア拡大が減速、「IEは止められない」と独ADTECH(2007/08/24)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/04/09 12:19
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