富士通ビジネスシステムは8日、業務受託していたNTT西日本和歌山支店の顧客情報がファイル交換ソフト「Winny」のネットワーク上に流出したことを明らかにした。社員が自宅で使用していたPCが、Winnyを通じてウイルスに感染したことが原因だという。
流出したのは、NTT西日本和歌山支店の法人顧客35社に勤務していた従業員1,041人分の氏名や住所、電話番号など。富士通ビジネスシステムは2001年から2002年まで、NTT西日本和歌山支店の法人顧客のグループウェア構築業務を受託。社員はその際、自宅のPCで作業していたが、その後ウイルスに感染したという。
富士通ビジネスシステムでは、情報流出の対象となった法人顧客に報告。従業員に対しても、順次お詫びを送るなど個別に対応するとしている。また、再発防止策として、全社員に自宅のPCから業務情報を削除させるとともに、ファイル交換ソフトの使用禁止やウイルス対策の総点検を再徹底するとしている。
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ニュースリリース
http://www.fjb.fujitsu.com/news/2008/080408.html
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( 増田 覚 )
2008/04/09 14:56
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