|
改定価格
|
マイクロソフトは11日、ウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム(以下WDLC)との合同記者発表会において、2008年夏の販促キャンペーンや、Windows Vista Service Pack 1(SP1)適用済み新パッケージの価格改定を明らかにした。
マイクロソフト業務執行役員Windows本部長の大場章弘氏は、Windows Vista発売から現在までの流れを説明した上で、「Windows Vista SP1の配布開始によりコンシューマ分野をより強化したい」とコメント。SP1の3本柱という「強固なセキュリティ」「画像処理関係の強化」「より快適な操作性」を紹介した。「今後必要となるのは、ユーザーに対する利用シナリオの提案やプロモーション」とし、「今夏はWDLC参加各社が共通テーマのもと協力していく」と述べた。
Windows本部コンシューママーケティング部長の藤本泰史氏は、キャンペーンの詳細について説明した。マイクロソフトが2007年秋より展開している「チャレンジ!デジタルライフ 2008」の夏商戦キャンペーンでは、WDLCの共同マーケティングテーマである「TVも、ネット動画もサクサクきれい!『PC de TV』」を踏まえたかたちで実施する。「まだPCでテレビを見ることがユーザーに定着していない。PCならではのテレビの楽しみ方を提案するため、今回はテレビに関する2つのテーマに絞って展開する」とした。
|
|
|
マイクロソフト業務執行役員Windows本部の大場本部長
|
WDLCでの共同展開
|
夏商戦の3本柱
|
デモでは、まず、大画面テレビに接続するPCの事例を紹介した。「Windows Media Center」を利用したスライドショーなどを披露。「SP1になったことで、大容量データの扱いも高速になった」と説明した。次に、PCでテレビを視聴する事例などを紹介。「テレビを視聴しながらネットを使うといった、“ながら”利用におけるチューンアップを図った。SP1では、1つの処理に集中して、他の処理が遅くならないように、システム全体でのパフォーマンスを向上させた」という。なお、デジタルライフ 2008の新しいサイトは25日に開設する。
さらに、ハイエンドユーザー向けのキャンペーン「Ultimate Style」も25日より開始する。特設サイトでは、Windows Vista Ultimateユーザーを中心に先進的なデジタルライフスタイルを紹介。Silverlightをベースに構築しており、「オーディオ」「ゲーム」「写真」のそれぞれにこだわりを持つユーザーの部屋を想定し、最新のデジタル機器を紹介する。加えて、米Linden Labの3D仮想空間「Second Life」にて、特設サイトの部屋を3Dで再現する。このほか、Windows Vista Ultimateユーザーを対象にしたパートナー製品の限定キャンペーンなども用意する。
|
|
|
チャレンジ!デジタルライフ 2008
|
Ultimate Styleのサイト
|
サイトと同じ部屋をSecond Life内に再現
|
発表会では、25日に発売する「Windows Vista SP1適用済み」パッケージ製品を一部価格改定することも明らかにした。対象となるのは、Vista Ultimate通常版、同アップグレード版、Vista Home Premiumアップグレード版、Vista Home Premiumアカデミックアップグレード版の4つ。参考価格は、Vista Ultimate通常版が51,240円から40,740円、同アップグレード版が33,390円から28,140円、Vista Home Premiumアップグレード版が20,790円から18,690円、Vista Home Premiumアカデミックアップグレード版が18,690円から16,590円に変更される。加えて、Windows Vistaの「アップグレード版 特別優待パッケージ」を10,000本限定で同日発売。価格は、Vista Home Premiumアップグレード版が16,779円、Vista Home Basicアップグレード版が10,479円。
|
|
Windows Vista SP1適用済みパッケージ
|
アップグレード版 特別優待パッケージ
|
関連情報
■URL
ニュースリリース
https://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3414
■関連記事
・ 米Microsoft、Windows Vista SP1リリース(2008/03/19)
( 野津 誠 )
2008/04/11 21:00
- ページの先頭へ-
|