金融庁は16日、インターネットバンキング犯罪による預金の不正払い戻しなどについて、各金融機関からの報告を基にした被害発生状況をとりまとめた。
2007年度は、4月から12月までの9カ月間で191件の被害が発生。すでに2006年度(12カ月間)の100件を大きく上回っている。一方、平均被害額は86万円で、2005年度の214万円、2006年度の109万円から下がっている。
191件のうち、金融機関が補償するかどうか処理方針を決定済みの92件の内訳は、被害金額の全額または一部を補償するとした案件が82件、補償なしが10件だった。
金融庁がインターネットバンキング犯罪の被害統計を公表している2005年2月以降では、被害発生件数が合計341件、平均被害額が111万円となっている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.fsa.go.jp/news/19/ginkou/20080416-1.html
■関連記事
・ ネットバンキング犯罪の被害件数が増加傾向、金融庁調べ(2007/09/06)
( 永沢 茂 )
2008/04/18 19:45
- ページの先頭へ-
|