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Q&Aサイトの利用者数が1年で急増、ネットレイティングス調査


「Yahoo!知恵袋」「教えて!goo」の利用者数・ページビュー数推移
 ネットレイティングスは22日、「Nielsen Online」が提供するインターネット利用動向調査サービス「NetView」の2008年3月度のレポートを発表した。今回のレポートでは、Q&Aサイトの利用者が1年で急増したことを解説している。

 ネットレイティングスによると、「Yahoo!知恵袋」の2008年3月の利用者数は1,261万5,000人で、前年同月の464万9,000人に比べ2.7倍に拡大した。PV数も2007年3月の1億5,226万PVから2008年3月には2億8,184万PVになり2倍近く増加している。「Yahoo! JAPANの各種メニューの中で最も成長率が高いサービスのひとつ」だという。また、「教えて!goo」の利用者も2007年3月の505万人から、2008年3月は780万9,000人に拡大した。

 リーチ(利用率)で見た場合、知識・情報共有サービスの普及は米国を上回る水準であることがわかるという。米Yahoo!が提供しているQ&Aサイト「Yahoo! Answers」の利用率は9.4%だが、「Yahoo!知恵袋」は25.7%で大きく上回っている。また、「Wikipedia」についても、米国における家庭でのリーチ24.5%に対して、日本は37.8%と高い。さらに、1人あたりの平均利用頻度や平均利用時間も日本は米国より多いことがわかった。

 ネットレイティングス代表取締役社長兼ニールセン・オンラインチーフアナリストの萩原雅之氏は、「WikipediaやQ&Aサイトに代表されるようなユーザー同士による知識・情報共有サービスは、動画やSNSなどと並び近年最も成長したジャンル」と説明している。「ネットレイティングスでは、2007年2月にもQ&Aサイトの成長に注目したデータを公表したが、その後も予想を超えるスピードで拡大している。米国と比べて利用率が高いことから、日本人好みのサービスだといえる」と分析している。


知識・情報共有サービスの日米比較

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.netratings.co.jp/New_news/News04222008.htm

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( 野津 誠 )
2008/04/22 15:30

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