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「Kingsoft Internet Security」最新版、暴露ウイルス対応も迅速に


オンライン信用認証機能のイメージ

セキュリティ診断機能の操作画面
 キングソフトは4日、ウイルス、スパイウェア、フィッシング詐欺などの脅威を防ぐ統合型セキュリティ対策ソフト「Kingsoft Internet Security U」を発売した。対応OSはWindows Vista/XP/2000。ライセンス有効期間が1年間で980円、無期限で1,980円。操作画面などに広告が表示される無料版も提供する。

 新機能としては、「怪しいファイル」をキングソフトに転送する「オンライン信用認証機能」を搭載。これにより、新種ウイルスを迅速にウイルス定義ファイルに反映できるようになるという。怪しいファイルとしては、EXEやDLLなど「リスクとなりうるファイル」のうち、キングソフトのホワイトリストおよびブラックリストのどちらにも該当しないファイルが対象。さらに、ヒューリスティックスキャンで安全と判定できないものが含まれるという。

 従来の同社製品では、ウイルスデータベースとヒューリスティックスキャンで検知されないファイルには処置が行なわれなかったが、オンライン信用認証機能では、安全と判定できないファイルは自動的にキングソフトのサーバーに送信されて解析される。なお、ファイル送信に関するユーザーの同意(デフォルトでは同意)については、ソフトのインストール時に確認が行なわれる。

 キングソフトでは、ユーザーがこの機能を活用することで、これまで入手が困難だったウイルスの検体を早期に入手できるようになり、ウイルス定義ファイルへのフィードバックが速くなるとしている。「伝播行為を行なわないタイプのウイルスが、WinnyやUSBメモリ経由などで静かに広がることがあるが、これらの検体はセキュリティベンダーが仕掛けるハニーポットではなかなか入手できなかった」。

 このほか、マルウェアの感染やシステムの脆弱性の有無、スタートアップ項目の過多などをチェックする「セキュリティ診断機能」を新たに搭載した。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.kingsoft.jp/company/080604.html

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キングソフト、「Internet Security」の広告付き無料版を提供開始(2007/07/19)


( 増田 覚 )
2008/06/06 11:27

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