アドビシステムズは17日、日本語環境に正式対応したアプリケーション実行環境「Adobe AIR 1.1」を公開した。同社サイトから無償ダウンロードできる。対応OSはWindows Vista/XP/2000、Mac OS X 10.4.11以上。
Adobe AIR 1.1では、日本語のHTMLがAdobe AIR上のアプリケーションで表示される際、日本語セットの自動判別に対応した。日本語IMEもサポートしており、HTMLフォームでの日本語入力が可能になった。
また、JavaScriptとActionScriptの間における、日本語文字列の受け渡しに対応。さらに、日本語のファイル(ファイルパス)名を取り扱う際、ファイル(ファイルパス)名に日本語が使用されていても正しく指定できるようになった。
このほか、AIRランタイムのインストーラーのユーザーインターフェイスが日本語表示させるようになった。加えて、AIRランタイムをアンインストールする際に、ランタイムに依存し、正常に動作しなくなるAIRアプリケーションのリストを警告表示するようになった。
アドビシステムズのギャレット・イルグ代表取締役社長は、「Adobe AIRは、パブリックベータ版が公開されて以来、世界中のWebデベロッパーコミュニティに大きな影響を与え、多くの業界先進企業がAdobe AIRの支持を表明した。今回、Adobe AIRで日本語環境が正式に対応されたことにより、より多くの魅力的なRIAの開発とデスクトップへの導入が加速されるだろう」とコメントしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.adobe.com/jp/aboutadobe/pressroom/pressreleases/200806/20080617_air.html
Adobe
http://www.adobe.com/jp/products/air/
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( 野津 誠 )
2008/06/17 13:57
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