米Googleは24日、広告キャンペーンの戦略を容易に立案できるようにするための支援ツール「Google Ad Planner」のベータ版を発表した。
このツールでは、まず広告を見せたいユーザー対象のデモグラフィックを入力する。例えば、性別、年齢層、教育階層、年収などだ。Google Ad Plannerはそれに基づいて、こうした人たちが利用しているWebサイトの一覧を表示する。これらのサイトには、Googleコンテンツネットワーク以外のサイトも含まれている。
表示されるリストには、それぞれのサイトのユニークビジター数、リーチ、ページビューなどのデータとともに、そのサイト訪問者が、ほかにどのようなサイトを利用しているかといったデータもグラフなどとともに見ることができる。こうしたサイトを選んで比較・検討していくことによって、広告戦略を立案する作業がこれまでよりも一層容易になるとしている。
結果はCSVファイルとしてエクスポートでき、スプレッドシートで検討作業を行なえる。また、Google傘下のDoubleClickが提供する「MediaVisor」に直接エクスポートし、そのまま広告キャンペーンの購入作業に入ることもできる。
現時点でこのツールを利用するには招待状が必要だ。招待状の申し込みは、Google Ad Plannerのサイトで行なえる。
関連情報
■URL
Google Ad Planner申し込みページ(英文)
https://www.google.com/adplanner
Google AdWords公式ブログの該当記事(英文)
http://adwords.blogspot.com/2008/06/introducing-google-ad-planner.html
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/06/25 12:44
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