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「自宅の無線LANセキュリティ設定の確認を」、IPAが6月の呼びかけ


 情報処理推進機構(IPA)は2日、2008年6月および2008年上半期(1月〜6月)のコンピュータウイルスおよび不正アクセスの届出状況を公表した。

 IPAでは6月の呼びかけとして、IPAに寄せられる相談のうち、一般家庭からの「無線LANが外部から不正アクセスされていないか不安になった」という内容が目立つとして、無線LANのセキュリティ設定の確認を求めている。

 IPAでは、国内でも2005年には不正アクセス事件の犯人が他人の無線LANを無断で使用していたという事例や、2008年6月には他人の無線LANを無断で使用してインターネットの掲示板に脅迫文書を書き込んだ高校生が書類送検された事件などが発生していると指摘。ユーザーに対して、無線LANのセキュリティ設定を見直し、適切な暗号化方式を選択するよう呼びかけている。

 IPAでは、無線LANの自動設定を行う「WPS」(Wi-Fi Protected Setup)が親機と各機器で対応している場合には、それを利用して自動設定を行うよう推奨。また、手動で設定する場合には、なるべくセキュリティ強度が高い「WPA2-PSK(AES)」を使うことを推奨しており、「WEP」方式については暗号の解読が容易であるため、現状では使用を推奨しないとしている。


上半期のウイルス届出件数、3年前に比べて61.1%減

 6月のウイルス届出件数は2002件(同15.3%増)、ウイルス検出数は約23万6000個(前月比18.2%増)で、いずれも5月から増加した。検出数の1位は「W32/Netsky」の約20万5000個で、依然として検出数全体の約9割をW32/Netskyが占める状況が続いている。

 2008年上半期のウイルス届出件数の合計は1万993件で、2007年下半期の1万5310件から28.6%減少。届出件数の減少傾向はここ数年続いており、3年前(2005年上半期)との比較では61.1%減少している。ウイルス検出数についても、2007年9月から11月にかけて一時増加したが、その後減少傾向となり、2008年3月以降は横ばいで推移している。IPAでは、近年は大量メール配信型ウイルスの出現が少なく、大規模に被害を発生させる事象が減少したことから、届出件数も減少したと推測している。

 6月の不正アクセスの届出件数は13件で、うち何らかの被害があったものが11件。不正アクセスに関連した相談件数は36件で、うち何らかの被害があったものが15件となっている。被害届出の内訳は、侵入が6件、DoS攻撃が3件、その他が2件。侵入被害のうち1件はSQLインジェクション攻撃によりデータベースが改竄されたもので、この事例では脆弱性対策がサーバー導入時に1回実施されたのみだったとして、IPAでは運営者に対して定期的に脆弱性検査を行うよう呼びかけている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.ipa.go.jp/security/txt/2008/07outline.html

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( 三柳英樹 )
2008/07/02 15:39

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