経済産業省は3日、「地理空間情報サービス産業の将来ビジョン」と「G空間情報化プロジェクト」を公表した。
将来ビジョンは、有識者らで構成する「地理空間情報活用推進研究会」がとりまとめた報告書で示したもの。2013年に、誰もが地理空間情報を活用し、楽しめる社会が実現するよう、地理空間情報サービス産業が発展することを掲げている。現在は約4兆円規模の地理空間情報サービス産業が、2013年には10兆円規模に拡大すると展望している。
G空間情報化プロジェクトは、このビジョンを実現するために経産省として取り組むべき政策をまとめたもの。「地理空間情報が流通する基盤の整備」「生活や産業における利用の高度化」「測位衛星等からの位置情報を有効に活用できる環境の整備」を3本柱に掲げている。
具体的には、「地理空間情報を三次元座標とデータ更新時刻をキーとして容易に重ね合わせて有効な情報活用ができるデータベースモデルの構築」「地理空間情報を活用した地域活性化プロジェクト」「エネルギーITS(高度道路交通システム)推進のための技術開発」などの政策が含まれているという。
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■URL
ニュースリリース
http://www.meti.go.jp/press/20080703007/20080703007.html
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